4月活動報告
◆はじめに
4月の終わりとなり暖かな日が増え、お出かけも心地よい季節となってまいりました。
トレ食株式会社では、日頃より応援いただいている皆さまへ、4月の主な取り組みや進捗状況をご報告いたします。
今後の技術開発と事業拡大に向け、私たちの挑戦がどのように進化しているのか、ぜひご覧ください。
◆営業活動のハイライト
4月は技術開発・事業展開において、大きな一歩となる発表がございます。
また、営業活動においても、多くの企業様から業務提携や研究依頼のご相談をいただきました。
特に重要なハイライトをご報告いたします。
①ヤマタネ株式会社様、及びJA新みやぎ様との「未利用バイオマス(籾殻等)の有効活用に関する協定」を締結
本協定は、全国で多く発生しながらも処理や有効活用が進んでいない籾殻をはじめとする未利用バイオマスの再資源化を目的としております。
当社がこれまで研究・開発を進めてきた「薬品を使用しないセルロース抽出技術」を活用し、高品質なセルロースを効率的に抽出・販売する事業を新たに開始いたします。
また本協定に伴い、ヤマタネ株式会社様よりご出資を賜ることとなり、今後の技術開発および事業展開に向け、さらなる推進力を得る運びとなりました。
②業務提携における案件
自動車部品メーカー様と、当社のセルロースを使用した自動車パーツの開発がスタートしました。
また、飲食事業企業様と廃棄される食品残渣の再利用について開発を進めていく予定です。
様々な分野の企業様と手を結び、少しずつですが当社の技術が環境配慮型社会の実現に向けてお役に立てていければと思います。
③イベント出展について
5月末に相馬地方で開催される歴史的祭典「相馬野馬追」にて、南相馬エリアなど近隣地域で廃棄される籾殻から抽出したセルロースを使用したトレーやカトラリーを販売するための準備を行なっています。
地域資源の循環利用をわかりやすく皆様にお伝えできる場にできればと考えています。
◆生産・開発活動のハイライト
4月の生産・開発活動では、新規原料の検討について多くのご相談がございました。
繊維加工品の利用についても進展がありました。特に重要なハイライトをご報告いたします。
①新しい原料からのセルロース抽出の研究・相談
これまで研究してきているセルロース原材料(竹・籾殻・ホヤ殻・トマト葉)以外にも、デニム廃材・木くず・ビール粕などを再利用する開発について、様々な企業様からご相談をいただきました。
多岐にわたる未利用廃材の活用を実現すべく、研究を進めていきます。
- セルロース・繊維粉砕品の利用における研究
当社のセルロース及び抽出の過程で排出する繊維粉砕品を、他社様の製品に混錬・利用できるものか検討しています。
◆採用活動のハイライト
多くの企業様から業務提携・研究開発のご依頼も増え、さらなる事業拡張に向け当社の人員を増やすべく、採用活動も活発に行なっております。6月までには4名ほど新規採用の予定です。
◆会社概要・お問い合わせ
会社名 :トレ食株式会社
所在地 :〒975-0014 福島県南相馬市原町区西町3丁目461−1
設立 :2018年6月
代表取締役 :沖村 智
事業内容 :セルロースに関する受託研究及び原料供給
コーポレートサイト:https://syokulabo.jp/
お問い合わせ先 :press@syokulabo.jp
オンラインショップ:https://sdgs.toresyoku.shop/