news お知らせ

2026.03.01

2026年2月の活動報告

はじめに

 昨年からスタートした「こめぐり」プロジェクトにおいて、素材開発が暮らしに馴染む製品として形になり始めた、実りのある1ヶ月となりました。

もみ殻を活用したテーブルウェアの完成に加え、ダンボールや名刺、ゴミ袋といった日用品への展開も進んでいます。

研究開発・製造・営業などの各分野が一体となって進展した、今月の主な取り組みをご報告いたします。

 

活動のハイライト

・もみ殻入りのテーブルウェアの完成
 もみ殻パウダーを10%配合した、メラミン樹脂食器5種類が完成いたしました。(お茶碗・平皿・サラダボウル・スープボウル・れんげ)

 もみ殻のやさしい風合いを活かしつつ、業務用食洗機にも対応が可能な耐久性を備えています。

 

・もみ殻入りダンボールと名刺の開発

  もみ殻を5%配合した、ダンボールの開発を進めました。

さらに、その製造過程で生まれる板紙を有効活用し、名刺への展開にも着手しました。

素材を最後まで使い切る、循環の形をご提案いたします。

 

 

・もみ殻入りゴミ袋の試作

 もみ殻セルロースを1%および5%配合したゴミ袋の試作を行いました。

製品の中に1%でも、もみ殻を取り入れることで、既存の資源を循環が可能な素材へと転換していく現実的な取り組みとなります。

 

 

・地域イベントへの参加とワークショップ準備

 3月に大熊町で開催される「おおくま学園祭2026」への参加に向けて、準備を進めています。

自社製品の販売に加えて、デニムともみ殻を原料とした和紙や、もみ殻入りレザーを使用したワークショップを開催する予定です。

地域の方々に素材の可能性を体験していただく機会を創出します。

 

 

・バイオ技術の進展

 麹菌を活用した未利用バイオマスの機能性向上研究において、栄養価を高めながら抗栄養因子を低減する最適条件を特定しました。

3月に予定している給餌実証試験に向けて、準備を進めています。

 

 

・供給体制の向上

 再生可能エネルギーを活用した資源循環装置の検収・現地検査が完了いたしました。

これにより、環境負荷を抑えながら資源を再生する製造環境の整備が進んでいます。

また、粉砕工程の改善により製造のスピードが向上し、大口の需要に対しても安定した品質とスピードで対応できる体制が整いました。

 

 

・フィルムの性能評価

 専門機関と連携し、開発中のもみ殻セルロース入りのフィルムの性能評価を実施いたしました。

ガスバリア性(空気を通しにくい性質)を精密に分析することで、樹脂ともみ殻をより強固に結びつけるための重要なデータを得ることができ、高品質な製品化への大きな一歩となっています。

 

今後に向けて

 2月は、今まで研究や検討を進めてきた取り組みが、具体的な製品として動き出した月となりました。

3月は、株主の皆さまへの製品のご紹介や、地域のイベントを通じて、実際に製品を手に取っていただき、評価やご意見を今後の開発へつなげられるよう努めてまいります。

また、これまでの技術や成果を基に、実機レベルでの量産試作や、コンパウンド技術の最適化にも取り組んでまいります。

 

さいごに

 私たちが目指す、「自然のめぐみを使い切る社会」は、最先端の研究や、日常で使う一つひとつの製品、そして地域の方々との交流から生まれていきます。

当社はこれからも、未利用資源に新しい価値を見出し、持続可能な未来を皆さまと共に創り続けてまいります。

 

◆会社概要・お問い合わせ

会社名:トレ食株式会社
所在地:〒975-0014 福島県南相馬市原町区西町3丁目461−1
設立:2018年6月
代表取締役:沖村 智
事業内容:セルロースに関する受託研究及び原料供給

コーポレートサイト:https://syokulabo.jp/

お問い合わせ先:pr@syokulabo.jp

2026年2月の活動報告