7月活動報告
◆はじめに
7月は記録的な猛暑の中、地域素材の開発と循環に関わる様々なプロジェクトが着実に前進した月となりました。
当社では、引き続き脱炭素社会の実現と未利用資源の価値化に向けて取り組みを推進しております。
今月も営業・生産・開発の各部門において、新たな展開や技術進展がありました。
以下に主な内容をご報告いたします。
◆営業活動のハイライト
大手企業や地域との連携に関する打診や商談が複数進行しております。
①リゾート施設との地域材活用の企画進行
地域の資源を活用した宿泊施設向けの商品開発を目指し、今後の連携に向けた企画調整が進められております。
②パウダー製品への関心の高まり
籾殻セルロースやパウダーに関して、樹脂や紙製品などの素材との混錬を視野に入れたご案件が複数進んでおります。
製品提案やサンプル提供なども進行中で、製品化に向けた検討が広がりを見せています。
このほか、複数の企業との連携が動き出しており、今後の展開が期待されます。
◆生産・開発活動のハイライト
セルロースの活用用途がさらに広がりを見せ、技術的な進展や成果も出始めています。
①籾殻セルロースを使用したメガネフレームの開発
福井県の企業より、籾殻セルロースを混錬したメガネフレーム用の素材の依頼があり、製品化に向けたコンパウンド製造を進めています。
11月には展示会での発表が予定されています。
②竹セルロースを使用したふるさと納税返礼品の展開に向けた商談
勝浦市の竹を使ったセルロースを活用したカトラリーについて、ふるさと納税返礼品としての採用を視野に入れ自治体との調整が進んでいます。
③新規パルプモールド製品の開発スタート
籾殻パウダーとコットンパウダーを使用した、パルプモールド製品の試作・開発が始動しました。
今後は包装容器などへの活用が期待されます。
④連続処理機の工程改善と除去精度向上
当社の強みである連続処理機において、前処理と後処理に工夫を行い、低温域での籾殻シリカの除去実験を実施中です。
現在、一定の成果が得られており、さらなる除去効率の向上を目指して試験を継続中です。
◆おわりに
7月も地域との連携・技術革新の両軸で、着実な前進がありました。
特に、原料となるパウダーへの関心が高まっているほか、セルロース素材を活用した製品開発や、新たな販路・用途の模索も活発になっています。
8月以降も事業提案が多数控えており、展示会やイベントなどへの出展も予定しております。
今後もさらに多くの地域・企業の課題に貢献できる体制づくりを整えてまいります。
◆会社概要・お問い合わせ
会社名:トレ食株式会社
所在地:〒975-0014 福島県南相馬市原町区西町3丁目461−1
設立:2018年6月
代表取締役:沖村 智
事業内容:セルロースに関する受託研究及び原料供給
コーポレートサイト:https://syokulabo.jp/
お問い合わせ先:pr@syokulabo.jp
オンラインショップ:https://sdgs.toresyoku.shop/