【トレ食株式会社】2025年12月~2026年1月の活動報告
はじめに
年の締めくくりとなる12月と、新しい年の始まりとなる1月は、これまでに進めてきた開発やプロジェクトを整理し、次の展開に向けた準備を進める期間となりました。
本レポートでは、試作・検証の進展や社内体制の整備など、取り組んだ主な活動についてご報告いたします。
活動のハイライト
こめぐりプロジェクトの推進を中心とした活動を軸に、素材開発から試作、検証、外部連携まで幅広い取り組みを進めました。
「こめぐり」の考え方や素材の特徴を、実際に手に取って感じていただける製品を目指し、検討を進めています。
・もみ殻パウダーの圧縮ボードのサンプル完成
もみ殻、廃棄衣類、古紙、樹脂を組み合わせた圧縮ボードのサンプルが完成しました。
密度が高く、強度面でも確かな手応えを感じさせつつ、温かみを感じる質感の仕上がりとなっており、さまざまな用途への展開が期待されます。
・樹脂配合率の高いボードの試作開始
上記とは別に、樹脂の配合率を高めたボードの試作も開始しました。
建築分野やインテリア分野での活用を視野に入れ、用途の幅を広げる検証を進めています。
・もみ殻パウダーを配合したブルーシートの試験
粒子の大きさが異なる、もみ殻パウダーを用いたブルーシートの試験を実施しました。
耐久性や実用性の観点から、土嚢袋への応用の可能性についても検討を行い、試作を進めております。
・成型プロダクトの試作を開始
もみ殻パウダーを配合した、お椀などのテーブルウェアの試作を開始しました。
素材にはメラミンおよびABS樹脂を使用し、成形性や質感、使いやすさなど、日常使いに適した仕様を確認しています。
単なるテーブルウェアにとどまらず、製品を通じて資源の大切さや循環の考え方が伝わるような製品にしたいと考えております。
・知財・規格化の推進
もみ殻セルロースに関する特許出願において、早期審査制度を活用し、権利化に向けた手続きを迅速に進めています。
また、樹脂コンパウンドについては、複数回にわたる試作・物性評価を経て、量産を見据えた配合仕様の規格化を行いました。
・共同研究・技術相談の進展
食品メーカー様より、自社廃棄素材を用いた新製品開発に関する具体的な相談を受け、用途開発に向けた協議を開始しました。
さらに、大学・専門機関と連携し、セルロースの流動性検証、混抄シートの実機試作など、未利用資源の多角的な高付加価値化に向けたR&Dを着実に推進しております。
今後に向けて
今後は、12~1月に得られた試作・検証結果をもとに、用途開発に向けた検討を一つずつ具体化していきます。
また、社内全体で連携を取りながらスピード感を持って取り組み、こめぐりプロジェクトについても、計画に沿って着実に進めてまいります。
さいごに
年末年始の慌ただしい時期ではありましたが、次の一年につながる準備と基盤づくりを着実に進めることができました。
今後ともトレ食株式会社の取り組みに、温かいご関心とご支援を賜れましたら幸いです。
◆会社概要・お問い合わせ
会社名:トレ食株式会社
所在地:〒975-0014 福島県南相馬市原町区西町3丁目461−1
設立:2018年6月
代表取締役:沖村 智
事業内容:セルロースに関する受託研究及び原料供給
コーポレートサイト:https://syokulabo.jp/
お問い合わせ先:pr@syokulabo.jp
